拙者の名はハム兵衛。
こう見えても刺客を生業に
諸国を旅する一匹狼ならぬ一匹ハムでござる。
これはそんな拙者のある日の出来事でござる。
拙者を父と勘違いしている孤児を育てることとなり
共に諸国を回っていた。
夏は野宿でも気にはならないのだが、
さすがに秋風が身にしみるこの頃。
拙者一人ならどうにでもなれど、幼子を持つ身となればそうもいかぬ。
寒がるチュウ五郎のためにも今宵はどこぞに宿を借りねばならぬ。
とはいえ、路銀も少ない上に用心棒の仕事すら
今はなかなか見つからぬ。
せめて空家でもあれば、と思いながら歩いていると
遠目に良い小屋が目に入ってきた。
もう夕暮れ時。この先宿を探すのも難しいと思い
一夜の宿を家主に願い出ようと近づいてみたのだった。
早くチュウ五郎をやすませてやりたいと思った拙者は
いそいで小屋に近づく。
人の気配はここからは感じない。
もしかすると空家かもしれない。
そうなればチュウ五郎も気兼ねなく休める。
ありがたいことだ。
ところが…
近づいてみると住み心地の良さそうな小屋には先客がいた。
いや、家主かもしれぬ。
拙者は家主に幼子がいることを告げ一夜の宿を借りたいと願い出てみた。
「某、旅の剣客でハム兵衛と申す。
ご覧の通り幼子をつれ諸国を回っております。
願わくば一夜の宿をお借りしたい」
そう慣れぬ丁寧な言葉で主人を不快にせぬように
気をつけながら頼んでみると、
宿賃に壱萬厘殿払えと言うではないか!
当然路銀の少ない拙者達が払えるはずもなく、
ならばせめて軒先にでも、と頼むと
「軒先などない!さぁ、払え」と言う。
幼子のためにも、と食い下がるも
主人の虫の居所があまり良くないようで
話を聞いてもらえそうにない。
仕方なくその場を後にしようとしたのだが、
今度は追いかけてきて用意してやるから金子をだせという。
きっぱりと断るとそれがまた気に入らぬと
刀をぬいてくるではないか!
これでも刀を手にすることを生業にしている拙者。
返り討ちにしてくれる!と向かい合う。
しかし、腹が減って力のでなかった拙者は
不覚にも遅れをとり負けてしまったのだ。
逃げるようにその場をあとにした拙者達は
近くの大きな屋敷の軒下を今宵の宿にしたのだった……
“許せ、チュウ五郎。父は弱かった……”
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ひょんなことからでぐー小屋を置くことになり、思いついたのがこの話w
しっかりと犬小屋に「でぐ〜」と表札が出てますww
撮影協力はYazooが楽しく拝見している「いぬブロ」のお犬さんw
思いつき大王のYazooの突然の申し出にも快諾してくれた
心優しいお方ですw
改めてお犬さん、ありがとうございましたww
ちょwwどんだけ極悪非道なんですかこのデグーww
返信削除ってか、明らかにハムの方がでかくて強そうなのにww
それはともかく、楽しい撮影でしたbありがとうございます。
またやりましょー(*´∀`)
撮影協力ありがとうでした〜w
削除当初はいい人になるはずだったのに…
気がつけば極悪非道なでぐーになってたよ……wwwww
強そうなのに負けるのは、Yazoo仕様だから…?w
楽しんでもらえてよかった〜w
またぜひやりましょ〜、今度は天使なでぐーで?w